こんにちは。
躁うつ中和カウンセラーの笠井洋子です。
あなたは、双極性障害の躁と鬱の波を繰り返していく中で…
「どれが本当の自分なんだろう？」
「本当の自分がどれなのかもう分からない！」
と感じて悩んでしまうことはありませんか？
そう感じるのは当然のことだと思います。
実際、双極性障害当事者の私も、数年前までは長年そう感じて悩んでいました。
でも今は、「本当の自分が分からない！」と悩むことはなくなりました。
それはどうしてかというと…
鬱の自分も、躁の自分も、平常心の自分も、すべて本当の自分。
と感じられるようになったからです。
鬱の自分も、躁の自分も、もちろん平常心の自分も、もう否定しなくていいんです！
なぜ双極性障害の方の多くが鬱の自分や躁の自分を否定して本当の自分が分からなくなってしまうのか、その理由を今から説明していきますね。
「こんなの本当の自分じゃない！！」
と鬱の自分や躁の自分を強く否定してしまうのは、そこに観念があるからなのです。
※観念とは、主観的な物事の捉え方・価値観のこと
（レッテルや思い込み、先入観、基準、好みと言い換えることもできる）
例えば、「スケジュール通りこなさなければならない」という観念（主観的な物事の捉え方・価値観）をあなたが持っているとします。
すると、鬱の時期になかなか思うように行動ができなくて、スケジュールをこなせなかった時に、こんな自分はダメだ！と強く自分を責めてしまいます。
「こんな自分は本当の自分じゃない！」と感じるかもしれません。
逆に、躁の時期にエネルギーが高まって、いつもはしないような散財をしてしまったとします。
「お金を使いすぎてはいけない」という観念（主観的な物事の捉え方・価値観）を強く持っていると、散財してしまった自分をあとから激しく責めてしまうことになります。
もちろん、躁の時にお金を使いすぎないように工夫していくことは大切なことです。
ですが、観念によって必要以上に自分を責めて自分を否定してしまうことは、自分自身を分離させてしまい、躁うつの波を悪化させることに繋がります。
ですので、今例で挙げたような"観念"を見つけたら、一つ一つ修正していくことが必要なのです！
観念を修正していくことで、鬱の自分も躁の自分も平常心の自分も、否定してしまうことが少なくなっていき、どんな自分もまるごと受け入れられるようになっていきます。
そうすると、自然と躁うつの波も穏やかになっていきます。
自分のことを否定すればするほど、躁うつの波も大きくなって、鬱の自分と躁の自分がかけ離れていってしまうということが心理学的にも分かっています。
観念を修正し自分を否定することがなくなっていき、鬱の自分も、躁の自分も、平常心の自分も、すべて本当の自分と感じられるようになることで、「本当の自分が分からない！」と悩むことはなくなって、今よりもっと生きやすくなるでしょう。
そのためには、躁と鬱を悪化させる根本の原因である観念を見つけて、一つ一つ修正することが必要不可欠です！
あなたも、「本当の自分が分からない！」という悩みを終わらせ、そして躁うつの波を穏やかにしていきませんか？
双極性障害であるあなたの見える世界が穏やかな優しい世界へと変わっていきますよ！
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