躁うつの波を穏やかにするブログ

双極性障害の方が知っておくべき『好悪同率の法則』とは?

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こんにちは。
躁うつ中和カウンセラーの笠井洋子です。


最近、ふと思ったことがあります。

子供の頃のことを思い返してみると…
私は、小学校4年生頃からみんなから好かれたい、嫌われたくないという気持ちがすごく強かったように思います。

それで、自分で自分の言動を縛って生きづらくしてしまっていました。

ありのままの自分を出すのが怖い…と感じて、友達の前でもいつも緊張していました。


大人になって心理学を学んだ今は、みんなから好かれることは無理なことだと理解できたので、昔と比べて、みんなから好かれたい、嫌われたくないという気持ちが弱くなって、楽に生きられるようになりました。

心理学の好悪同率の法則を学んで本当によかったなと思っています。

双極性障害を抱えるあなたは、自分が人からどう思われているのか気になりますか?

みんなから好かれたい、嫌われたくないという気持ちを強く持っていますか?


双極性障害の方は、人から嫌われることを極端に恐れる傾向があります。


なぜなら、躁うつを繰り返してきた中で自分のことを嫌いと思ってしまっている方が多く、人からの評価によって自分の価値を感じようとしている方が多いからです。

ですので、人から嫌われることを極端に恐れてしまうのです。


では、嫌われることを恐れているとどうなるでしょうか?

・相手に合わせて自分の意見や行動をいちいち変えなければいけなくなり、心が疲れてしまう

・人の目を気にしてばかりの行動になり、自分らしい人生が送れなくなってしまう

・ストレスによって双極性障害の症状が悪化してしまう可能性がある


…こういったことが起こってきます。


では、ここで好悪同率の法則とはどういったものなのかお話ししていきます。

この好悪同率の法則を知っておくことで、みんなから好かれたい、嫌われたくないという気持ちが弱くなって、今より楽に生きられるようになりますよ。

では始めていきます!

好悪同率の法則とは、人から好かれる人数と、嫌われる人数の割合は同じという法則です。

例えば、あなたが20%の人から好かれているとしたら、嫌われるのもほぼ20%くらいになります。

残りの60%は、あなたのことを好きでも嫌いでもないのです。

つまり、全員から好かれることもなければ、全員から嫌われることもないということです!



例えば、おしゃべりなAさんと物静かなBさんがいたとします。

物静かなBさんは、Aさんに憧れていて、Aさんのようにおしゃべりで社交的になればみんなから好かれると思っていました。

そして、努力して自分の性格を変えてAさんのようにおしゃべりで社交的に振る舞えるようになりました。

そんなBさんのことを「社交的で明るくていいね!」と集まってきてくれる人もいました。

しかし、物静かだった頃に仲の良かった友人は、「あなたの大人しくて落ち着いてるところがよかったのに、あなたは変わってしまったね」と言って、離れていってしまいました。


この例え話で何が言いたいのかというと…

どんな自分になっても全員から好かれることはできないということです。
どんなあなたであっても、一定数からは好かれて一定数からは嫌われるものなのです。

それだったら、無理して自分を変えようとしなくても、ありのままのあなたを好いてくれる人と一緒に居たほうが無理がなくて幸せだと思いませんか?


先程の例で挙げたBさんは、おしゃべりで社交的なAさんに憧れていましたが、逆にAさんからしたら、物静かで落ち着いた雰囲気のBさんのことを素敵だなと思っていたかもしれません。
自分のようにおしゃべりで騒がしい性格ではなく、Bさんのようになりたいと思っていたかもしれません。


でも、AさんもBさんも、どんなふうに変わっても変わらなくても、一定数からは好かれて一定数からは嫌われるということなんですね。

それだったら、人からの評価を気にせずあなたらしく生きたほうがいいと思いませんか?

みんなから好かれたい、誰からも嫌われたくないと思っても、それは実現不可能なことなので、そんな幻想を追うのは止めて、もう諦めてしまったほうがいいです。


双極性障害の方は、人から嫌われることを極端に恐れる傾向があるとお伝えしました。

そこで、この好悪同率の法則を知って、全員から好かれることもなければ、全員から嫌われることもないということを理解することで、人間関係が楽になります。

そして、人間関係のストレスが減って、結果的に躁うつの波も穏やかになっていきます。



今回は、双極性障害の方が知っておくべき好悪同率の法則についてお話ししました。

いかがだったでしょうか?
深く理解していただけたでしょうか?


今回のお話とも繋がっている部分なのですが…

双極性障害の方は、人から嫌われることを極端に恐れる傾向があり、『人から嫌われてはいけない』『みんなから好かれなければならない』という観念を強く持っている方が多いです。

観念とは、主観的な物事の捉え方・価値観のこと
(レッテルや思い込み、先入観、基準、好みと言い換えることもできる)


好悪同率の法則を知ることに加えて、観念を緩めて修正することで、人間関係のストレスが減って、躁うつの波も穏やかになっていきます。


好悪同率の法則の話を聞いても、やっぱり誰からも嫌われたくない!全員から好かれたい!と思ってしまう方は、観念が根深い可能性が高いです。


ブログの文章量では、観念について詳しく説明することは難しいので…

観念についてもっと知りたい!観念の修正の方法を知りたい!という方には…
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